2016年3月15日火曜日

忘れていないよ・見守っているよ

皆さん、こんにちは。

「企画員」です。

2016年3月11日が過ぎ、東日本大震災から6年目に入りました。
私は震災後、毎年3月11日の14:46に市の防災無線から流れる
サイレンの音を聞きながら、海に向かって黙祷をしていました。

しかし、今年は気仙沼市から遠く離れた北海道の札幌市でその時を
むかえました。

JR札幌駅


なぜ、札幌市なのか・・・


それは札幌市で行なわれた「東北教育旅行セミナー」に出席して
いたからです。

※東北教育旅行セミナーについては、後日「教育旅行ブログ」にアップ
  する予定です。


震災から5年が経過し、教育旅行で受入れた学校の生徒さんや語り部で
対応したお客様から「もう復興したものだと思っていた」、「ここまで復興が
遅れているとは」と話を聞くたびに、皆さんが日常生活で被災地の情報に
触れる機会が少ないんだなと感じ、(良い悪いは別にして)「風化」という
ものを被災地にいながら感じていました。

「被災地から遠く離れた街の3月11日はどうなんだろう」

何か得たいの知れない「もやもやした気持ち」を持ちながら札幌市にいました。


セミナーが始まり、14:46が近くなった時に司会の方の「黙祷」という合図
のもと、出席者全員で黙祷しました。


黙祷前
 
 
黙祷をしながら当時の色々なことを思い出しました。
 
紫神社に避難し、エースポート方面からすごい勢いで海水が建物を
壊しながら流れてきたこと・・・
 
気仙沼小学校横の道路から見た街の様子・・・
 
建物が形を残したまま水平移動している様子・・・
 
 
 
短い時間でしたが色々なことを思い出しました。
 
 
 
 
そしてセミナー終了後、「もやもやした気持ち」を持ちながら札幌駅へ。
 
札幌駅
 
 
とても綺麗な空でした。
 
札幌駅の中に入ってみると・・・
 
 
 
札幌駅内
 
 
 
これを見て「もやもやした気持ち」の正体が分かりました。
 
 
それは「風化」という、ある意味での「恐怖感」や「疎外感」。
 
 
札幌の皆様、ありがとうございます。
 
 
「大丈夫、離れていても忘れてないよ」
 
 
と言われているような気がしました。
 
 
 
 

 
行きと帰りの飛行機内から見える空はとても綺麗でした。
 
 
 
 
震災で亡くなった方々は、私が見た場所から遥かに高い場所で「家族」や
「街の復興」を「見守ってくれている」のではないでしょうか。
 
空を見ながらそう思いました。
 
 
少しずつ歩きましょう・・・。
 
疲れたら休みましょう。
 
泣きたい時には泣きましょう。
 
そして、歩きましょう・・・。
 
 
 
私は「自分に何が出来るか」を考え「自分に出来ること」をやって
いこうと思います。
 
 
 
全国の皆様、震災の被害のあった場所に思いを寄せていただきまして
ありがとうございます。
 
どうか、1日数秒で結構ですので毎日思い出して下さい。
 
そして、機会があればお越し下さい。
 
 
お待ちしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



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