2016年1月4日月曜日

インバウンドの動きが急、人の魅力で再来を。


あけましておめでとうございます。


 昨年は、気仙沼駅前での観光案内業務の定着に加え、気仙沼「海の市」での観光拠点機能を発揮できたこと、うみの杜水族館「三陸の海」を代表して気仙沼がアピールできたこと、箱屋、氷屋、漁具屋さんの水産業の生業や健康、環境を意識した旅が人気を博したことなど、新たな取組による効果と好感触が得られた年でした。

 本年は、観光庁などが推奨するインバウンドに向けた動きが強化されます。気仙沼にとっても未知の事が多いだけにとまどうこともあるでしょうが、時代の流れに乗り遅れない取組が急務です。首都圏では、外国人宿泊客で施設が満杯状態が続き、民泊導入に向けた緩和策が検討されているという。当地域でも、国や県の動向を的確に把握し、ホテル・旅館との相互連携を図る必要があり、当協会では積極的に対応したいと思っています。

 本吉町観光協会との合併協議も進み、4月の合併が予定されています。合併効果を発揮できるよう組織基盤強化と資源開発を伴う誘致推進に向けた両協会の弛まぬ努力が不可欠です。

 平成30年度には、大島架橋完成のほか、三陸沿岸道路が本市に達し、部分開通するなど、高速交通体系の恩恵を受ける時代に突入します。通過型の危険もはらんでいることを踏まえ、官民上げての対策を強化していかなければなりません。

 有難いことに、ことあるごとに外向けに熱心に気仙沼を宣伝して頂いている市民やフアンクラブの方々が多くいます。東日本大震災で落ち込んだ観光客入り込み数を回復するには、こうした方々が営業マンとなって宣伝することは大変有効な手段です。

 気仙沼の知名度は全国的にも高く、特に「食」への満足度は高い。再来を促すためには、感動体験が欠かせないと言われ、そこに介在するのは、地域住民、つまりです。人の魅力が再来を実現する大きな要因となっていることはアンケートでも証明されています。

 本年も、明るく元気に逞しく前進するまちづくりに向け、共に頑張りましょう。

 

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