2015年1月18日日曜日

神戸からの贈り物(震災に係わる施設紹介1)

ご無沙汰をしておりました。熊谷ことクマちゃんです。

さて、阪神淡路大震災から20年の節目となる昨日17日に、くしくも神戸から贈り物が届きました。

東日本大震災以降、伝承の取り組みやまちづくりに対して沢山のご支援を頂いた方からの贈り物です。

21年目をむかえる記念として作られたバックとのこと。


















東日本大震災からまもなく4年。沢山の方々のご支援や、先進的な事例を教えていただく中で、気仙沼においても様々な震災を伝える態勢が整いつつあります。

3月11日に向け、そういった施設や取り組みを紹介して行きたいと思います。




















まずはリアス・アーク美術館。(http://www.riasark.com/
気仙沼と南三陸の被害状況を伝える常設展として「東日本大震災の記録と津波の災害史」を開催し前年度は約27,000人の見学者が訪れています。

写真の展示や津波に係わる歴史資料のほか、震災による被災物の展示をしています。
「がれき」と呼ばれている被災物。その被災物が実は何であるのか、一つ一つの展示物につけられたキーワードを読み、人の営みと自然災害との関わりについて考察してほしい。
語り部で案内する時にはそう話をさせていただいております(受け売りの説明ですが)。

気仙沼の南、階上地区に残る被災をした旧向洋高校。




















画像は昨年視察をした時のもの。

三階部分には飛び込んだ車がいまだに残っています。















現在、震災伝承に係わる委員会を立ち上げ、保存に向けての協議と調整を進めています。



三陸復興国立公園と名称を変更し再編された国立公園の南部、岩井崎にある龍の松(画像右側)。ここからのオーシャンビューは絶景ですよ。
















被災した松が様々な経過を経て龍のように見えるようになったことから話題に。

津波に耐えのこった秀ノ山の像とともに、保存にむけての作業を進めることが決まりました。
公園内の整備も進み観光の名所として多くの人に訪れていただいています。



神戸からの手紙の一文には気仙沼を思い続けるという一言が。
思いを寄せていただくこと。忘れないことが何よりも地域の力になるなぁ、と感激。

いただくだけでなく、何を与えることが出来るのか。
教訓を伝え、悲しい出来事を減らすことの出来るよう。
観光という交流事業に携わる者として、そのようなことを考える時期にきたのかな。

そう考えさせられる一日になりました。

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